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2024-03

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長年、ありがとうございました

この度、ブログを閉鎖する事にいたしました。

読書は相変わらず続けておりますが、読後の感想を載せる事が少しづつ苦痛になって来ておりました。

私個人の心境の変化としか申せませんが、著者が血肉を振り絞って完成させた作品を「読解」する能力もなく、無責任に感想を書く事に抵抗を感じ始めたのも事実です。

もう少し気楽に読書を楽しむ事に致しました。

いつか、また、皆さまと分かち合いたくなる位の興奮するような感動を味わえる「本」と出会った時に、再開したいと思います。

今まで、拙い文章にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

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【ひとりでカラカサさしてゆく】 by江國香織

相変わらず読ませるな~。

何故、三人の老人があんな手段でこんな結末を選んだのか?

三人の親族及び知人に至る関係者が、あれやこれやと走馬燈のように想像を馳せる。

そして、気が付けば読者までもが、彼等と共にその中に…。

【去年の雪】ほどではないにしろ、やはり次から次へと主観が変わり、読者も客観的ではいられない。

そして、
「荷物があって悪い理由もないのだと思い直した」
は、言い得て妙な見事な伏線でした。


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【ラブレス】 by桜木紫乃



コロナ禍になって何故か読書熱が冷めてきている昨今。

桜木紫乃の貴重な未読本で読書熱を再燃しようかと、暖め過ぎた積載本から引っ張り出した一冊。

やはり原点回帰は必要ですね。

【家族じまい】への点と線のようなものが見えました。

それと、私がなぜか魅かれる道産子精神。

「不屈」と一言では表せない、静かで頑なな魂の強靭さ。

今、読んで本当に良かった。

これ、朝ドラになりませんか?(笑)


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【インドラネット】 by 桐野夏生



久しぶりの桐野夏生。

相変わらず糞な…おっと失礼(笑)全く共感出来ない主人公を据え、ヨロヨロと物語は進んで行く。

かなり強引で不自然極まりない設定も、空知と橙子と藍という神々しいまでの絶世の美男美女兄弟姉妹の行方が知りたい一心で目を瞑り…、が、しかし…。

あまりに酷い着地点。

そうだった、これが桐野夏生だった~( ノД`)シクシク…


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【果ての海】 by花房観音



花房観音のイメージをがらりと変えた一冊。

整形で顔を変え、日本海まで逃げ、娘の身を気にしながらも、新しい自分を謳歌する。

そんな主人公に対し、始めは、あまりの人を殺した罪悪感の無さと、娘の将来に泥を塗った無責任さに閉口しながら読みました。

途中から薄々気付き、で、最後の最後にやっぱり「そう来たか」と。

今作は、紛れもなく「花房観音」という作家の分岐点となる作品に違いない。


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いらっしゃいませ

プロフィール

世玖珠alice

Author:世玖珠alice
ベストセラーには目もくれず、古本屋サンでしか手に入らないような昔の作家サンを好んで読んでいました。
大好きな作家さんは横溝正史先生、倉橋由美子先生、赤江漠先生、最近では桜木紫乃先生です。
新刊からも、ちょいエロな本をピックアップして読んでいます。
マニアックな内外の本、図書館でも借りれるちょいエロな小説などを御紹介していきます。

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